近江あかり

近江 あかり
Akari Oumi
基本情報
国籍 日本の旗 日本
生年月日 (1989-11-10) 1989年11月10日(34歳)
出身地 京都府京都市
ラテン文字 Akari Oumi
身長 171cm
体重 64kg
血液型 O型
選手情報
愛称 シン、アカリ
ポジション WS
指高 225cm
利き手
スパイク 292cm
ブロック 275cm
獲得メダル
グラチャン
2013 女子バレーボール
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近江 あかり(おうみ あかり、女性、1989年11月10日 - )は、日本の元バレーボール選手。ニックネームはシンアカリ。VプレミアリーグのNECレッドロケッツに所属していた。

来歴

京都府京都市出身。母親は中学校教師。小学4年時に実姉の影響でバレーボールを始める。2005年京都橘高校に進学。当初はセンターの控えだったが、レギュラー選手のケガでレフトに起用されるようになり、2007年3月の春高バレーベスト4入りに貢献した。同年10月、同級生の井上琴絵らとともに秋田わか杉国体優勝に大きく貢献。

2008年、以前から知り合いだった東海大学藤井壮浩監督(元JTマーヴェラスコーチ)からオファーがあり、同校に進学する。2年次には大学3冠に貢献。2010年4月、全日本代表メンバーに登録された。同年の第2回アジアカップに出場。同年12月、全日本インカレにおいて悲願の優勝を果たし、自らもレシーブ賞に輝いた[1]

2011年12月、V・プレミアリーグのNECレッドロケッツの内定選手となり[2]、翌年2月4日の東レ戦でプレミアデビューを飾り、チーム最多得点をあげる活躍を果たした[3]。2012年5月の黒鷲旗大会では、チーム3位入賞に貢献し若鷲賞(新人賞)を獲得した[4]。同年9月のV・サマーリーグ優勝に貢献した。

2012/13Vプレミアリーグでは、チームレギュラーラウンド1位に大きく貢献し、自らもベスト6・新人賞を獲得した[5]。続く第62回黒鷲旗大会で準優勝の原動力となった。

2013年4月、全日本女子メンバーに登録された[6]

2013年7月、第27回ユニバーシアード代表に選出された[7]。同年8月のFIVBワールドグランプリのブルガリア戦でスタメン出場し、A代表デビューを果たした。同年のアジア選手権グラチャンに出場した。

2014/15Vプレミアリーグではファイナルに進出、久光製薬スプリングスとの優勝決定戦で勝利してチームの10年ぶり5度目となるリーグ制覇に貢献すると共に、自身も最高殊勲選手(MVP)に選出された[8]

2017年、現役を引退してレッドロケッツを退団することを発表、チーム公式サイトにて「社業に専念する」ことを表明した[9]

プレースタイル

身長はないが、アタックからサーブレシーブ、サーブまで好成績を残すオールラウンダーであった。NEC監督の山田晃豊は「攻守にわたり軸となる選手」と評している[10]

球歴

所属チーム

受賞歴

個人成績

Vプレミアリーグレギュラーラウンドにおける個人成績は下記の通り[12]

シーズン 所属 出場 アタック ブロック サーブ レセプション 総得点 備考
試合 セット 打数 得点 決定率 効果率 決定 /set 打数 エース 得点率 効果率 受数 成功率
2011/12 NEC 10 35 284 98 34.5% % 10 0.29 117 4 3.42% 13.6% 213 60.1% 112 内定選手
2012/13 28 114 867 316 36.4% % 50 0.44 447 14 3.13% 10.0% 643 65.2% 380
2013/14 26 98 665 199 29.9% % 36 0.37 334 10 2.99% 12.4% 582 61.5% 245
2014/15 21 79 575 201 35.0% % 23 0.29 307 4 1.30% 7.7% 543 73.3% 228
2015/16 21 70 294 116 39.5% % 11 0.16 207 9 4.35% 11.8% 385 60.8% 136
2016/17 21 75 563 199 35.3% % 15 0.20 260 4 % 8.4% 309 67.6% 218

脚注

  1. ^ 全日本インカレ2011
  2. ^ Vリーグ機構. “選手詳細”. 2011年12月22日閲覧。
  3. ^ Vプレミアリーグ - 試合速報
  4. ^ 日本バレーボール協会. “第61回黒鷲旗全日本男女選抜バレーボール大会 特別表彰選手”. 2012年5月7日閲覧。
  5. ^ Vリーグ機構. “2012/13V・プレミアリーグ女子 個人賞のお知らせ”. 2013年4月13日閲覧。
  6. ^ 日本バレーボール協会. “2013年全日本女子”. 2013年4月16日閲覧。
  7. ^ 日本バレーボール協会「第27回ユニバーシアード競技大会全日本メンバー」
  8. ^ NECレッドロケッツが10年ぶり5回目の優勝! 2014/15 V・プレミアリーグ 日本バレーボール協会 2015年4月4日
  9. ^ 『近江あかり選手のメッセージ』(HTM)(プレスリリース)NECレッドロケッツ、2017年6月8日。http://w-volley.necsports.net/topics_detail1/id=13232017年6月11日閲覧 
  10. ^ 毎日jp. “バレーボール:黒鷲旗全日本男女選抜大会 171センチのスパイカー近江 攻撃でも守りでも軸”. 2012年5月11日閲覧。
  11. ^ 日本バレーボール協会. “第26回ユニバーシアード競技大会-全日本メンバー”. 2011年12月3日閲覧。
  12. ^ Vリーグ機構. “選手別成績”. 2017年1月30日閲覧。

参考文献

  • 月刊バレーボール 2010年6月号 25ページ

外部リンク

  • 日本バレーボールリーグ機構の旧サイトにおけるプロフィール - ウェイバックマシン(2016年7月13日アーカイブ分)
  • NECレッドロケッツ - プレイヤー
  • 近江あかり (@akarii1110) - X(旧Twitter)
V・プレミアリーグ女子 最高殊勲選手賞/最優秀選手賞
日本リーグ
1960年代
1970年代

70-71 古川牧子 / 71-72 松村勝美 / 72-73 飯田高子 / 73-74 岡本真理子 / 74-75 飯田高子 / 75-76 白井貴子 / 76-77 会田きよ子 / 77-78 白井貴子 / 78-79 清水睦子 / 79-80 横山樹理

1980年代

80-81 横山樹理 / 81-82 江上由美 / 82-83 江上由美 / 83-84 江上由美 / 84-85 中田久美 / 85-86 中田久美 / 86-87 杉山加代子 / 87-88 ローズ・メジャーズ / 88-89 大林素子 / 89-90 斎藤真由美

1990年代

90-91 中田久美 / 91-92 中田久美 / 92-93 大林素子 / 93-94 大林素子

Vリーグ
1990年代
2000年代

00-01 吉原知子 / 01-02 先野久美子 / 02-03 高橋みゆき / 03-04 佐々木みき / 04-05 仁木希 / 05-06 栗原恵

V・プレミア
リーグ
2000年代

06-07 先野久美子 / 07-08 荒木絵里香 / 08-09 張越紅 / 09-10木村沙織

2010年代

10-11 キム・ヨンギョン / 11-12 荒木絵里香 / 12-13 長岡望悠 / 13-14 新鍋理沙 / 14-15 近江あかり / 15-16 長岡望悠 / 16-17 古賀紗理那 / 17-18 石井優希

V.LEAGUE
DIVISION1
2010年代
2020年代

20-21 小幡真子 / 21-22 井上愛里沙 / 22-23 古賀紗理那 / 23-24 古賀紗理那

V・プレミアリーグ女子新人賞
日本リーグ
1970年代

74-75 該当者なし / 75-76 須藤佳代子 / 76-77 江上由美 / 77-78 結城てり江 / 78-79 キャロル・ピーターセン / 79-80 吉川良子

1980年代

80-81 杉山加代子 / 81-82 中田久美 / 82-83 置田佳子 / 83-84 松並早苗 / 84-85 宮島恵子 / 85-86 益子直美 / 86-87 高橋有紀子 / 87-88 佐藤伊知子 / 88-89 廣紀江 / 89-90 福田記代子

1990年代

90-91 該当者なし / 91-92 多治見麻子 / 92-93 小林あい子 / 93-94 森山淳子

Vリーグ
1990年代

94-95 備前夕子 / 95-96 中野由紀 / 96-97 佐々木みき / 97-98 満永ひとみ / 98-99 杉山祥子 / 99-00 高橋みゆき

2000年代

00-01 大友愛 / 01-02 冨田寧寧 / 02-03 井村仁美 / 03-04 大山加奈 / 04-05 河村めぐみ / 05-06 木村沙織

V・プレミア
リーグ
2000年代

06-07 石川友紀 / 07-08 坂下麻衣子 / 08-09 宮田由佳里 / 09-10 熊谷桜子

2010年代

10-11 新鍋理沙 / 11-12 森谷史佳 / 12-13 近江あかり / 13-14 奥村麻依 / 14-15 柳田光綺 / 15-16 古賀紗理那 / 16-17 小田桃香 / 17-18 黒後愛

V.LEAGUE
DIVISION1
2010年代

18-19 関菜々巳 / 19-20 石川真佑

2020年代
V・プレミアリーグ女子ベスト6
Vリーグ
第1回
第2回
第3回
第4回
第5回
第6回
第7回
第8回
第9回
第10回
第11回
第12回
プレミア
リーグ
2006/07
2007/08
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2009/10
2010/11
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V.LEAGUE
Division1
2018/19
2019/20
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2021/22
2022/23
2023/24
 
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1990年
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2017年
2018年
2019年
★は黒鷲賞、☆は敢闘賞
日本の旗 バレーボール全日本女子 - 2013 グラチャン 3 3位