YF-115

YF-115
原開発国中華人民共和国
設計者航天液体推進技術研究院
搭載長征6号長征7号[1][2]
前身RD-120
現況開発中
液体燃料ロケットエンジン
構成
燃焼室1
性能
推力 (vac.)176.5 kN (39,700 lbf)
推力 (SL)147.1 kN (33,100 lbf)
燃焼室圧力12 MPa (1,700 psi)
Isp (vac.)342秒(3.35 km/s)
寸法
全長2,325ミリメートル (91.5 in)
直径946ミリメートル (37.2 in)
使用
長征6号 の2段目と長征7号 の2段目[1][2]

YF-115液体酸素ケロシンを酸化剤リッチ二段燃焼サイクルで燃焼する中国液体燃料 ロケットエンジンである。高効率/高推力で環境に優しいロケットエンジンは常に863計画で志向された。しかし、中国の産業は1990年代の初頭にロシア製のRD-120を(おそらく書類も併せて)輸入するまではこのようなロケットエンジンを製造する充分な能力を持ち合わせていなかった。[3] 2000年代により大型のYF-100と共に長征5号長征6号長征7号ブースターと1段目の動力のために開発が開始された。[3][4][5] 試験は2005年にChina National Space Administration (CNSA)による監督下で実施された。開発作業は主に西安航天推進開発院によって実施された。中国の次世代の中規模と軽量で環境に優しい打上げ機である長征6号長征7号の上段に使用される予定である。[3][4][5] 2012年初頭にエンジンシステムの真空試験に成功した。[6] 中国で最初の二段燃焼サイクルを備えた上段ロケットエンジンである。

長征6号上段には1基のジンバル装架式のYF-115が搭載される予定である。長征7号の上段では4基のエンジンが搭載される予定である。しかし、この事例では2基のエンジンは固定され、2基はジンバル式になる予定である。

出典

  1. ^ a b Gunter Dirk Krebs. “CZ-6 (Chang Zheng-5)”. Gunter's Space Page. 2015年7月2日閲覧。
  2. ^ a b Gunter Dirk Krebs. “CZ-7 (Chang Zheng-5)”. Gunter's Space Page. 2015年7月2日閲覧。
  3. ^ a b c “Chang Zheng-5 (Long March-5)”. SinoDefence. 2015年7月2日閲覧。
  4. ^ a b “Chang Zheng-6 (Long March-6)”. SinoDefence. 2015年7月2日閲覧。
  5. ^ a b “Chang Zheng-7 (Long March-7)”. SinoDefence. 2015年7月2日閲覧。
  6. ^ “长征七号火箭发动机抽真空系统顺利通过试验 (Long March 7 rocket engine system passes vacuum test)” (Chinese). CASC. 2015年7月2日閲覧。
液体燃料
低温
推進剤
液体水素/
液体酸素
液体メタン/
液体酸素
準低温
推進剤
ケロシン/
液体酸素
ハイパー
ゴリック
推進剤
ヒドラジン系/
四酸化二窒素
ケロシン/過酸化水素
非対称ジメチルヒドラジン/
硝酸
RS-68ロケットエンジン
固体燃料
ブースター
下段・中段ロケット
  • S-138
  • S-139
  • S-7
  • SR118
  • SR119
  • SR120
  • キャスター120
  • オライオン50
上段ロケット
原子力推進
小推力
エンジン
ハイパー
ゴリック推進剤
電気推進
DCアークジェット
  • MR-508
ホールスラスタ
イオンエンジン
関連項目
エンジン
サイクル