木村文子

曖昧さ回避 木村綾子」あるいは「木村綾子 (ピアニスト)」とは別人です。
木村 文子 Portal:陸上競技
選手情報
ラテン文字 Ayako Kimura
国籍 日本の旗 日本
競技 陸上競技
種目 100mハードル、走幅跳
所属 エディオン
生年月日 (1988-06-11) 1988年6月11日(35歳)
出身地 広島県広島市安佐北区[1]
身長 168cm[2]
体重 53kg[2]
コーチ担当者 Andreas Behm
100m 11秒95
100mハードル 13秒03
走幅跳 6m17
獲得メダル
日本の旗 日本
陸上競技
アジア陸上競技選手権大会
2013 プネー 100mハードル
2019 ドーハ 100mハードル
2017 ブバネーシュワル 100mハードル
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木村 文子(きむら あやこ、1988年6月11日 - )は、日本陸上競技選手、陸上競技指導者。専門は100mハードル走幅跳エディオン所属[3]、テレビ出演等のマネジメントは三桂が行っている[4]。陸上界屈指の美女ランナーとして知られる[5][6]広島東洋カープの大ファン[5]

経歴

広島県広島市安佐北区可部出身[1]広島市立可部南小学校広島市立可部中学校広島県立祇園北高等学校を経て、横浜国立大学教育人間科学部卒業[2]

横国大時代は日本学生陸上競技対校選手権大会の100mハードルや走幅跳に4年連続出場した。2009年の第78回大会は100mハードルで2位。大学4年の2010年9月、第79回大会の100mハードルで大会新記録となる13秒28をマークして初優勝を飾った[7]

2011年4月、エディオンに入社。6月の第95回日本陸上競技選手権大会の100mハードルを13秒32の記録で制して大会初優勝を飾る。同大会では走幅跳も10位の成績を残した。7月に神戸で行なわれた第19回アジア陸上競技選手権大会の100mハードルに日本代表として出場し、4位に入賞した。9月に行なわれた第59回全日本実業団対抗陸上競技選手権大会の100mハードルでも優勝、10月の第66回国民体育大会成年女子100mハードルも自己新記録となる13秒19の記録で制した。

2012年4月、第46回織田幹雄記念国際陸上競技大会の100mハードルは自己新記録となる13秒04を記録し優勝した。6月の第96回日本陸上競技選手権大会の100mハードルは2連覇を飾って[8]ロンドンオリンピック女子100mハードル日本代表に選出された[9]。ロンドンは13秒75の予選1組7着であった。また自社のCMキャラクターに起用された。

2013年6月の第97回日本陸上競技選手権大会は13秒03を記録したが、紫村仁美に僅差の2位。7月、インド・プネーで開催された第20回アジア陸上競技選手権大会に出場し13秒25の記録で優勝、アジア女王に輝いた。

2017年8月のロンドン世界陸上では、予選2組で13秒15の4着に入り、世界陸上では日本人初の女子100mHで準決勝進出となった[10]。準決勝2組では13秒29で8着に終わった[11]

2020年10月、広島大学大学院人間社会科学研究科人文社会科学専攻人間総合科学プログラム博士課程前期に入学[12]

2021年1月、同シーズン限りでの引退を表明[1]。 

2021年7月の開催となった2020年東京オリンピックの陸上競技女子100m障害予選では13秒25で予選7着に終わった[13]

2021年12月27日、記者会見にて正式に引退を発表し[14]、2月からはエディオンの一般種目コーチに就任予定。「今後は後進の育成と、一人でも多くのみなさんに陸上競技の魅力、楽しさを伝えられるように普及活動をして、夢を与えていくことができればと思います」と今後について語った。

2023年6月23日、日本陸連理事に就任。

同6月30日、自身のSNSで「私事で大変恐縮ですが、この度ご縁があり、結婚いたしました。いただいたご縁を大切にして、笑顔溢れる家庭を築いていきたいと思います」と報告した。

自己記録

出演

テレビ

ラジオ

  • ひろしまコイらじ(2022年4月4日 - 、NHK広島ラジオ)毎週月曜パーソナリティー

脚注

  1. ^ a b c 中国新聞2012年6月12日19面 “【陸上】女子ハードル界けん引の木村、今季で引退”. 中国新聞. (2021年1月13日). オリジナルの2021年1月13日時点におけるアーカイブ。. https://web.archive.org/web/20210113020901/https://www.chugoku-np.co.jp/local/news/article.php?comment_id=717187&comment_sub_id=0&category_id=255 2021年2月27日閲覧。 インフォメーション 2015/10/10 エディオン女子陸上競技部 可部小学校陸上教室
  2. ^ a b c 木村 文子 Ayako Kimura - 公益財団法人日本陸上競技連盟
  3. ^ エディオン選手プロフィール
  4. ^ “木村 文子 | 株式会社 三桂”. www.sankeipro.co.jp. 2018年4月2日閲覧。
  5. ^ a b “美女ハードラー木村文子、広島を「1番に」初始球式”. 日刊スポーツ. 日刊スポーツ新聞社 (2017年10月24日). 2018年1月30日時点のオリジナルよりアーカイブ。2021年7月3日閲覧。
  6. ^ “旬!スポーツ 陸上界屈指の美女ランナー 木村文子が目指す日本記録の更新とロンドンへの道筋”. 産経WEST. 産業経済新聞社 (2017年5月24日). 2021年7月3日時点のオリジナルよりアーカイブ。2021年7月3日閲覧。石井宏美 (2019年9月21日). “GO FOR TOKYO 2020 木村文子が100mHで6度目日本一。米合宿で教えられた「オンとオフ」。”. Number Web. 文藝春秋. 2019年9月25日時点のオリジナルよりアーカイブ。2015年7月13日閲覧。“スポーツ 陸上・木村文子選手の素顔に迫る!ファッション観インタビュー&冬コーデに変身!<Vol.1>”. DOOR. ABCマート (2020年1月10日). 2021年1月22日時点のオリジナルよりアーカイブ。2021年7月3日閲覧。
  7. ^ 天皇賜盃 第79回日本学生陸上競技対校選手権大会 女子100mH決勝 日本学生陸上競技連合. 2013年7月5日閲覧
  8. ^ 日本陸上競技連盟. “100m決勝”. 2012年6月11日閲覧。
  9. ^ nikkansports.com. “村上や福士 陸上五輪代表を発表”. 2012年6月11日閲覧。
  10. ^ nikkansports.com. “木村文子が100m障害4着で日本勢初の準決勝へ”. 2017年8月11日閲覧。
  11. ^ nikkansports.com. “木村文子は100m障害準決敗退も「幸せだった」”. 2017年8月11日閲覧。
  12. ^ 共同通信. (2020年10月21日). https://this.kiji.is/691538395087946849?c=39546741839462401+2021年2月27日閲覧。 
  13. ^ “女子100m障害木村文子は予選敗退「タイムは残念だが9年前より成長」”. 日刊スポーツ. https://www.nikkansports.com/olympic/tokyo2020/athletics/news/202107310000268.html 2021年7月31日閲覧。 
  14. ^ “100M障害東京五輪代表の木村文子が引退 エディオンのコーチ就任「陸上競技の魅力をお伝えしたい」”. スポーツ報知. (2021年12月27日 20時45分). https://hochi.news/articles/20211227-OHT1T51203.html?page=1 2023年3月21日閲覧。 
  15. ^ 美女ハードラー木村自己ベスト更新/国体 日刊スポーツ 2012年10月7日閲覧

外部リンク

  • エディオン選手プロフィール
  • 木村文子 - 株式会社三桂
  • 木村文子 (@ayak0611) - X(旧Twitter)
  • 木村文子 (@kimura.ayako) - Instagram
  • 木村文子-ファッションブランドa.v.v(アー・ヴェ・ヴェ)のSupport Project
  • 木村文子 - 日本陸上競技連盟の選手名鑑
  • 木村文子 - ワールドアスレティックスのプロフィール(英語)
  • 木村文子 - Olympedia(英語) ウィキデータを編集
  • 広島陸上人 – 一般財団法人広島陸上競技協会
アジア陸上競技選手権大会金メダリスト – 女子100mハードル
日本の旗日本陸上競技選手権大会 女子100mハードル優勝者
  • 1929 – 1968 : 80mハードル
1920年代
1930年代
1940年代
  • 40 山下好子
  • 41 中止
  • 42 山下好子
  • 46 山下好子
  • 47 山下好子
  • 48 三瓶陽子
  • 49 米陀京子
1950年代
1960年代
  • 60 依田郁子
  • 61 依田郁子
  • 62 西ドイツの旗エリカ・フイッシュ(英語版)
  • 63 依田郁子
  • 64 島田紀代子
  • 65 安部孝子
  • 66 助川立子
  • 67 夏目綾子
  • 68 辻野直子
  • 69 夏目綾子・福井治代
1970年代
1980年代
1990年代
2000年代
2010年代
2020年代
  • *は大会記録
  • 100m
  • 200m
  • 400m
  • 1500m
  • 5000m
  • 10000m
  • 3000mSC
  • 100mH
  • 400mH
  • 1954 – 1968 : 80mハードル
  • 1954: 水野徳子
  • 1955: 岩本美智子
  • 1956: 岩本美智子
  • 1957: 岩本美智子
  • 1958: 渡辺恭子
  • 1959: 菊地徳子
  • 1960: 依田郁子
  • 1961: 依田郁子
  • 1962: 依田郁子
  • 1963: 依田郁子
  • 1964: 依田郁子
  • 1965: 安部孝子
  • 1966: 安部孝子
  • 1967: 安部孝子
  • 1968: 渡辺久恵
  • 1969: 福井治代
  • 1970: 福井治代
  • 1971: 平本節子
  • 1972: 佐藤妙子
  • 1973: 飯岡美雪
  • 1974: 飯岡美雪
  • 1975: 松本葉子
  • 1976: 太宰知子
  • 1977: 茂木多美江
  • 1978: 長友千恵
  • 1979: 長友千恵
  • 1980: 黒杉真実
  • 1981: 池田喜美枝
  • 1982: 宮田喜美江
  • 1983: 佐々木恵美
  • 1984: 秋元千鶴子
  • 1985: 秋元千鶴子
  • 1986: 秋元千鶴子
  • 1987: 秋元千鶴子
  • 1988: 秋元千鶴子
  • 1989: 秋元千鶴子
  • 1990: 秋元千鶴子
  • 1991: 城島直美
  • 1992: 城島直美
  • 1993: 佐々木あゆみ
  • 1994: 佐々木あゆみ
  • 1995: 佐々木あゆみ
  • 1996: 小林尚子
  • 1997: 沢田栄美子
  • 1998: 佐々木あゆみ
  • 1999: 森本明子
  • 2000: 森本明子
  • 2001: 森本明子
  • 2002: 森本明子
  • 2003: 池田久美子
  • 2004: 池田久美子
  • 2005: 池田久美子
  • 2006: 池田久美子
  • 2007: 石野真美
  • 2008: 池田久美子
  • 2009: 石野真美
  • 2010: 石野真美
  • 2011: 木村文子
  • 2012: 伊藤愛里
  • 2013: 伊藤愛里
  • 2014: 伊藤愛里
  • 2015: 紫村仁美
  • 2016: 紫村仁美
  • 2017: 青木益未
  • 2018: 青木益未
  •  
    陸上競技日本代表 - 出場大会
    男子
    女子
    男子
    女子
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    • ワールドアスレティックス