擬似言語

擬似言語または疑似言語(ぎじげんご)は、擬似的なプログラミング言語のことで、自然言語などによる抽象度の高い記述などを交えることも許すことで、アルゴリズムの理解などを助けるなどの目的に使われる言語である。一般にインタプリタやコンパイラのような処理系は無い。擬似言語によるコードを擬似コードなどと言う。ダイクストラ法#擬似コードに実例がある。

基本情報技術者試験

基本情報技術者試験の午後試験において2009年(平成21年)春の出題から使われている擬似言語がある。擬似的にアルゴリズムを簡略化して表現している、構文はC言語に類似している。制度改正によって、プログラミング言語を選択する必要がなくなったことに対する代用として作られたものと思われる。

また、2009年(平成21年)春よりソフトウェア開発の問題(選択必須)で追加された表計算ソフトの問題にも、擬似言語を用いたマクロ定義の問題が出題されている。初級システムアドミニストレータ試験ITパスポート試験のように単に機能や関数を知っていれば解答できる、というものではなく、論理的思考力が要求されるため、難易度は高い。

ITパスポート試験

ITパスポート試験において2022年(令和4年度)4月から、擬似言語を用いたプログラミング的思考力を問う出題が追加される。

外部リンク

ウィキブックスに擬似言語関連の解説書・教科書があります。
  • IPA 独立行政法人 情報処理推進機構
現行の試験
スキルレベル1

IP ITパスポート試験 (旧初級システムアドミニストレータ試験の一部)

スキルレベル2

SG 情報セキュリティマネジメント試験  FE 基本情報技術者試験 (旧第二種情報処理技術者試験、旧基本情報情報技術者試験及び初級システムアドミニストレータ試験の統合)

スキルレベル3

AP 応用情報技術者試験 (旧第一種情報処理技術者試験ソフトウェア開発技術者試験

スキルレベル4
(高度情報処理技術者試験)

ST ITストラテジスト試験 (旧システムアナリスト試験、旧上級システムアドミニストレータ試験の統合)
SA システムアーキテクト試験 (旧特種情報処理技術者アプリケーションエンジニア
PM プロジェクトマネージャ試験
NW ネットワークスペシャリスト試験 (旧オンライン情報技術者試験テクニカルエンジニア(ネットワーク)
DB データベーススペシャリスト試験 (旧オンライン情報技術者試験テクニカルエンジニア(データベース)
ES エンベデッドシステムスペシャリスト試験 (旧マイコン応用システムエンジニア試験テクニカルエンジニア(エンベデッドシステム)試験
SM ITサービスマネージャ試験 (旧システム運用管理エンジニア試験
AU システム監査技術者試験 (旧情報処理システム監査技術者

過去の試験

PE プロダクションエンジニア試験 2000年(平成12年)春期試験まで)
SV テクニカルエンジニア(情報セキュリティ)試験 2008年(平成20年)春期試験まで)(現情報処理安全確保支援士試験
SW ソフトウェア開発技術者試験 2008年(平成20年)秋期試験まで)
SU 情報セキュリティアドミニストレータ試験 2008年(平成20年)秋期試験まで)
AN システムアナリスト試験 2008年(平成20年)秋期試験まで)
SD 上級システムアドミニストレータ試験 2008年(平成20年)秋期試験まで)
AD 初級システムアドミニストレータ試験 2009年(平成21年)春期試験まで)
SC 情報セキュリティスペシャリスト試験 2016年(平成28年)秋期試験まで)(現情報処理安全確保支援士試験

試験の歴史
試験に関する法律
主催
科目免除制度
試験に出題される
架空のコンピュータ言語、ソフトウェア
  • 擬似言語
  • CAP-X
  • CASL
  • 表計算ソフト (情報処理技術者試験)
コンピュータ・プログラミング言語
低水準言語
高水準言語
1950年代
1960年代
1970年代
1980年代
1990年代
2000年代
2010年代
架空の言語
コンピュータの資格
国家資格
情報処理技術者
高度区分
過去の区分
日本商工会議所主催
中央職業能力開発協会認定
文部科学省後援
全国商業高等学校協会主催
全国工業高等学校長協会主催
経済産業省推進資格
マイクロソフト
サーティファイ
その他民間資格
シスコ技術者認定
試験実施団体
IPA
関連分野
情報セキュリティ
プログラミング
表計算
  • 表計算 (情報処理技術者試験)
  • マクロ
コンピュータシステム
ITマネジメント
関連項目
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