ノヴェリスト

ノヴェリスト
2012ドイチェスダービー
(2012年7月1日)
欧字表記 Novellist
品種 サラブレッド
性別
毛色 黒鹿毛
生誕 2009年3月10日
Monsun
Night Lagoon
母の父 Lagunas
生国 アイルランドの旗 アイルランド
生産者 Christoph Berglar
馬主 Christoph Berglar
調教師 Andreas Wohler
競走成績
生涯成績 11戦9勝
獲得賞金 1,177,788ポンド
勝ち鞍
G1 ジョッキークラブ大賞 2012年
G1 サンクルー大賞 2013年
G1 KGVI & QES 2013年
G1 バーデン大賞 2013年
G2 オッペンハイムウニオンレネン 2012年
G2 バーデン企業大賞 2013年
G3 春季3歳賞 2012年
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ノヴェリストNovellist2009年3月10日 - )は、ドイツ競走馬。主な勝ち鞍は2012年のジョッキークラブ大賞、2013年サンクルー大賞キングジョージVI世&クイーンエリザベスステークスバーデン大賞

経歴

2011年

デュッセルドルフでデビューし1着。

2012年

平場戦で勝ったのち、メツレル春季賞(G3)、ウニオンレネン(G2)を勝ち4連勝でドイチェスダービー(G1)に出走するも2着。続いて出走したバーデン大賞ではデインドリームに敗れ4着であった。しかしイタリアのジョッキークラブ大賞(G1)で1着となりG1初勝利を果たした。

2013年

初戦のドイツ・バーディシェンウンターネーメン大賞(G2)で勝利。フランスのサンクルー大賞でG1競走2勝目を果たす。

続いて出走したイギリス最高峰のレースであるキングジョージ6世&クイーンエリザベスステークスアスコット競馬場 芝12ハロン)において、2着のトレーディングウェザーに5馬身をつけ圧勝した。優勝タイムの2分24秒60は2010年ハービンジャーが樹立したレコードを大幅に更新するアスコット競馬場レコードであった[1]

その後2度目の出走となるバーデン大賞で優勝を果たしG1競走を3連勝した。

ドイツの歴史的名馬の一頭に数えられ、凱旋門賞でも有力馬に挙げられたが[2]、発熱のため回避[3]

この年限りで引退し、日本の社台スタリオンステーションで種牡馬入りした[4]

種牡馬成績

2014年より供用開始し、2017年に産駒デビューした[5]。2019年1月にラストドラフトが京成杯を勝利し、ノヴェリスト産駒のJRA初重賞制覇となった。2019年10月にはオーストラリアでピースオブワールドとの間に生まれたウォルフがG3クーンジーカップを制し海外重賞初制覇となった。

2021年からはレックススタッドで繋養されることになるも[6]、2023年12月にレックススタッドを退厩、ヴェルサイユリゾートファームに移動して種牡馬活動を継続する[7]

主な産駒

グレード制重賞勝利馬

地方重賞勝利馬

血統表

ノヴェリスト血統 (血統表の出典)[§ 1]
父系 バーラム系

Monsun
1990 黒鹿毛
父の父
Konigsstuhl
1976 黒鹿毛
Dschingis Khan Tamerlane
Donna Diana
Konigskronung Tiepoletto
Kronung
父の母
Mosella
1985 鹿毛
Surumu Literat
Surama
Monasia Authi
Monacensia

Night Lagoon
2001 鹿毛
Lagunas
1981 鹿毛
イルドブルボン Nijinsky
Roseliere
Liranga Literat
Love In
母の母
Nenuphar
1994 鹿毛
Night Shift Northern Dancer
Ciboulette
Narola Nebos
Nubia
母系(F-No.) (FN:4-r) [§ 2]
5代内の近親交配 Literat 4×4=12.50%、Northern Dancer 5×4=9.38%、 Kaiserkrone・Kaiseradler 5×5=6.25% [§ 3]
出典
  1. ^ [10]
  2. ^ [10]
  3. ^ [10]


半妹に2022年のアイリッシュオークスに優勝したマジカルラグーン(父ガリレオ)がいる。

脚注

  1. ^ “キングジョージは独の4歳馬ノヴェリストがレコードで圧勝、凱旋門賞有力候補へ”. netkeibaニュース. netkeiba.com (2013年7月28日). 2014年5月18日閲覧。
  2. ^ “【凱旋門賞】日本勢最大の敵は独「近年屈指の傑作」ノヴェリスト”. スポニチAnnex. スポーツニッポン (2013年10月2日). 2014年5月18日閲覧。
  3. ^ “ノヴェリストが熱発で凱旋門賞の出走を回避”. netkeibaニュース. netkeiba.com (2013年10月6日). 2014年5月18日閲覧。
  4. ^ “ノヴェリストが社台スタリオンステーションにスタッドイン”. 競馬のふるさと案内所 馬産地ニュース. JBBA (2013年11月26日). 2014年5月18日閲覧。
  5. ^ 社台スタリオンステーション・ノヴェリスト
  6. ^ “レックススタッドで種牡馬展示会が行われる”. 競走馬のふるさと案内所 (2021年2月22日). 2024年1月6日閲覧。
  7. ^ Yogiboヴェルサイユリゾートファーム [@yogibo_versaillesresortfarm] (2023年12月7日). "【ノヴェリスト入厩のお知らせ】". Instagramより2024年1月6日閲覧
  8. ^ “ブレークアップ”. JBISサーチ. 2022年11月6日閲覧。
  9. ^ “メイドイットマム”. JBISサーチ. 公益社団法人日本軽種馬協会. 2023年11月8日閲覧。
  10. ^ a b c “血統情報:5代血統表|ノヴェリスト(IRE)”. JBISサーチ. 公益社団法人日本軽種馬協会. 2017年12月31日閲覧。

外部リンク

  • 競走馬成績と情報 netkeiba、JBISサーチ、Racing Post
  • ノヴェリスト 日本競走馬協会 Stallions in Japan 2014
   

01回(1951年) イギリスの旗 シュプリームコート
02回(1952年) イギリスの旗 タルヤー
03回(1953年) イギリスの旗 ピンザ
04回(1954年) イギリスの旗 オリオール
05回(1955年) フランスの旗 ヴィミー
06回(1956年) イタリアの旗 リボー
07回(1957年) フランスの旗 モンタヴァル
08回(1958年) アイルランドの旗 バリーモス
09回(1959年) イギリスの旗 アルサイド
第10回(1960年) イギリスの旗 アグレッサー
第11回(1961年) フランスの旗 ライトロイヤル
第12回(1962年) フランスの旗 マッチ
第13回(1963年) アイルランドの旗 ラグーサ
第14回(1964年) フランスの旗 ナスラム
第15回(1965年) アイルランドの旗 メドウコート
第16回(1966年) イギリスの旗 アーントエディス
第17回(1967年) イギリスの旗 バステッド
第18回(1968年) イギリスの旗 ロイヤルパレス
第19回(1969年) イギリスの旗 パークトップ
第20回(1970年) アイルランドの旗 ニジンスキー
第21回(1971年) イギリスの旗 ミルリーフ
第22回(1972年) イギリスの旗 ブリガディアジェラード
第23回(1973年) フランスの旗 ダリア
第24回(1974年) フランスの旗 ダリア
第25回(1975年) イギリスの旗 グランディ

第26回(1976年) イギリスの旗 ポウニーズ
第27回(1977年) アイルランドの旗 ザミンストレル
第28回(1978年) イギリスの旗 イルドブルボン
第29回(1979年) イギリスの旗 トロイ
第30回(1980年) イギリスの旗 エラマナムー
第31回(1981年) イギリスの旗 シャーガー
第32回(1982年) イギリスの旗 カラグロウ
第33回(1983年) アイルランドの旗 タイムチャーター
第34回(1984年) イギリスの旗 ティーノーソ
第35回(1985年) イギリスの旗 ペトスキ
第36回(1986年) イギリスの旗 ダンシングブレーヴ
第37回(1987年) イギリスの旗 リファレンスポイント
第38回(1988年) イギリスの旗 ムトト
第39回(1989年) イギリスの旗 ナシュワン
第40回(1990年) イギリスの旗 ベルメッツ
第41回(1991年) イギリスの旗 ジェネラス
第42回(1992年) フランスの旗 セントジョヴァイト
第43回(1993年) イギリスの旗 オペラハウス
第44回(1994年) イギリスの旗 キングスシアター
第45回(1995年) アラブ首長国連邦の旗 ラムタラ
第46回(1996年) イギリスの旗 ペンタイア
第47回(1997年) アラブ首長国連邦の旗 スウェイン
第48回(1998年) アラブ首長国連邦の旗 スウェイン
第49回(1999年) アラブ首長国連邦の旗 デイラミ
第50回(2000年) フランスの旗 モンジュー

第51回(2001年) アイルランドの旗 ガリレオ
第52回(2002年) イギリスの旗 ゴーラン
第53回(2003年) アイルランドの旗 アラムシャー
第54回(2004年) アラブ首長国連邦の旗 ドワイエン
第55回(2005年) アイルランドの旗 アザムール
第56回(2006年) フランスの旗 ハリケーンラン
第57回(2007年) アイルランドの旗 ディラントーマス
第58回(2008年) アイルランドの旗 デュークオブマーマレード
第59回(2009年) イギリスの旗 コンデュイット
第60回(2010年) イギリスの旗 ハービンジャー
第61回(2011年) イギリスの旗 ナサニエル
第62回(2012年) ドイツの旗 デインドリーム
第63回(2013年) ドイツの旗 ノヴェリスト
第64回(2014年) イギリスの旗 タグルーダ
第65回(2015年) イギリスの旗 ポストポンド
第66回(2016年) アイルランドの旗 ハイランドリール
第67回(2017年) イギリスの旗 エネイブル
第68回(2018年) イギリスの旗 ポエッツワード
第69回(2019年) イギリスの旗 エネイブル
第70回(2020年) イギリスの旗 エネイブル
第71回(2021年) イギリスの旗 アダイヤー
第72回(2022年) イギリスの旗 パイルドライヴァー
第73回(2023年) イギリスの旗 フクム