スナク内閣

スナク内閣
2022–
最初の閣議を開くスナク
成立年月日2022年10月25日
組織
君主国王チャールズ3世
首相リシ・スナク
与党保守党
議会における地位多数派政権
影の内閣スターマー影の内閣(英語版)
野党労働党
野党党首キア・スターマー (2020年–)
詳細
議会任期第58期議会
前内閣トラス内閣

スナク内閣(スナクないかく)は、リズ・トラスの後任として国王チャールズ3世によりリシ・スナク首相に任命され、成立したイギリスの内閣である。トラスが2022年10月20日に辞任を表明し、スナクが保守党党首選挙で当選した。2019年イギリス総選挙で当選した議員による第58期議会で多数派政権を構成する。

概説

9月に成立した保守党を基盤とするトラス内閣が経済政策で行き詰まり、トラス首相が辞任を表明。後任首相として、彼女と保守党の党首選で争ったスナクが無投票選出された。スナクはジョンソン政権に反対して辞任をしており、政策としてはジョンソン及びトラスの路線とは異なるものをとる。また、彼は党首選挙において、トラスの経済政策を批判しており、まずは、経済をめぐる混乱を抑えることが急務とされる。しかしながら、スナクには妻の非定住者制度をめぐる問題が指摘されており、長期の政権維持には不安な声もある[1]

閣僚

イギリスの内閣
役職 写真 氏名 任期
内閣の閣僚
首相
第一大蔵卿
国家公務員担当大臣
連合担当大臣(英語版)
リシ・スナク 2022年10月25日 - (現職)
副首相 ドミニク・ラーブ 2022年10月25日 - 2023年4月21日
オリヴァー・ダウデン(英語版) 2023年4月21日 - (現職)
財務大臣
第二大蔵卿
ジェレミー・ハント 2022年10月25日 - (現職)
外務・英連邦・開発大臣 ジェームズ・クレバリー 2022年9月6日 - 2023年11月13日
チッピングノートンのキャメロン男爵 2023年11月13日 - (現職)
内務大臣 スエラ・ブレイバーマン(英語版) 2022年10月25日 - 2023年11月13日
ジェームズ・クレバリー 2023年11月13日 - (現職)
国防大臣 ベン・ウォレス 2019年7月24日 - 2023年8月31日
グラント・シャップス(英語版) 2023年8月31日 - (現職)
エネルギー安全保障・ネットゼロ大臣(英語版) グラント・シャップス 2023年2月7日 - 2023年8月31日
クレア・カウティーノ(英語版) 2023年8月31日 - (現職)
司法大臣(英語版)
大法官
ドミニク・ラーブ 2022年10月25日 - 2023年4月21日
アレックス・チョーク(英語版) 2023年4月21日 - (現職)
科学・イノベーション・技術大臣(英語版) ミシェル・ドネラン(英語版) 2023年2月7日 - 2023年4月28日
2023年7月20日 - (現職)
クロエ・スミス(英語版) 2023年4月28日 - 2023年7月20日[注釈 1]
保健・社会福祉大臣(英語版) ステファン・バークレー 2022年10月25日 - 2023年11月13日
ヴィクトリア・アトキンス(英語版) 2023年11月13日 - (現職)
ランカスター公領大臣 オリヴァー・ダウデン 2022年10月25日 - (現職)
内閣府長官 2023年2月9日 - (現職)
庶民院院内総務
枢密院議長
ペニー・モーダント 2022年9月6日 - (現職)
貴族院院内総務
王璽尚書
ニコラス・トゥルー男爵(英語版) 2022年9月6日 - (現職)
ビジネス・エネルギー・産業戦略担当大臣(英語版) グラント・シャップス(英語版) 2022年10月25日 - 2023年2月7日[注釈 2]
レベリングアップ・住宅・コミュニティ担当大臣(英語版)

政府間関係担当大臣(英語版)

マイケル・ゴーヴ 2022年10月25日 - (現職)
国際貿易大臣
ケミ・ベイドノック(英語版) 2022年9月6日 - 2023年2月7日[注釈 3]
ビジネス・貿易担当大臣(英語版) 2023年2月7日 - (現職)
商務庁長官 2022年9月6日 - (現職)
女性・平等担当大臣 2022年10月25日 - (現職)
労働・年金担当大臣(英語版) メル・ストライド(英語版) 2022年10月25日 - (現職)
教育担当大臣(英語版) ジリアン・キーガン(英語版) 2022年10月25日 - (現職)
環境・食糧・農村問題担当大臣(英語版) テレーズ・コフィー 2022年10月25日 - 2023年11月13日
ステファン・バークレー 2023年11月13日 - (現職)
運輸担当大臣(英語版) マーク・ハーパー(英語版) 2022年10月25日 - (現職)
デジタル・文化・メディア・スポーツ担当大臣(英語版) ミシェル・ドネラン(英語版) 2022年9月6日 - 2023年2月7日[注釈 4]
文化・メディア・スポーツ担当大臣(英語版) ルーシー・フレイザー(英語版) 2023年2月7日 - (現職)
北アイルランド大臣(英語版) クリス・ヒートン=ハリス(英語版) 2022年9月6日 - (現職)
スコットランド大臣 アリスター・ジャック(英語版) 2019年7月24日 - (現職)
ウェールズ大臣(英語版) デイヴィッド・T・C・デイヴィス(英語版) 2022年10月25日 - (現職)
無任所大臣[注釈 5] ナディム・ザハウィ 2022年10月25日 - 2023年1月29日
グレッグ・ハンズ(英語版) 2023年1月29日 - 2023年11月13日
リチャード・ホールデン(英語版) 2023年11月13日 - (現職)
閣議に出席する閣外の役職
財務大臣政務官(英語版)
庶民院首席補佐官(英語版)
サイモン・ハート(英語版) 2022年10月25日 - (現職)
財務長官(英語版) ジョン・グレン(英語版) 2022年10月25日 - (現職)
法務長官(イングランド及びウェールズ)
法務長官(北アイルランド)(英語版)
ヴィクトリア・プレンティス(英語版) 2022年10月25日 - (現職)
内閣府大臣(英語版)
主計長官(英語版)
ジェレミー・クイン(英語版) 2022年10月25日 - (現職)
退役軍人担当大臣(英語版) ジョニー・マーカー(英語版) 2022年10月25日 - (現職)
開発・アフリカ担当大臣(英語版) アンドリュー・ミッチェル(英語版) 2022年10月25日 - (現職)
安全保障担当大臣(英語版) トム・トゥーゲットハント(英語版) 2022年9月6日 - (現職)
移民担当大臣(英語版) ロバート・ジェンリック(英語版) 2022年10月25日 - 2023年12月6日(辞任表明)
無任所国務大臣(英語版)[注釈 6] ギャヴィン・ウィリアムソン 2022年10月25日 - 2022年11月8日

脚注

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注釈

  1. ^ ミシェル・ドネランの育児休暇に伴う。
  2. ^ ビジネス・エネルギー・産業戦略省と国際貿易省の2省は、エネルギー安全保障・ネットゼロ省、科学・イノベーション・技術省、ビジネス・貿易省の3省に再編された。
  3. ^ ビジネス・エネルギー・産業戦略省と国際貿易省の2省は、エネルギー安全保障・ネットゼロ省、科学・イノベーション・技術省、ビジネス・貿易省の3省に再編された。
  4. ^ 以降は文化・メディア・スポーツ担当大臣に役職名変更。
  5. ^ 与党・保守党の幹事長を兼任。
  6. ^ 2022年11月8日以降は空席となっている。

出典

  1. ^ ロイター通信= https://jp.reuters.com/article/britain-sunak-tax-idJPKCN2M00UE
先代
トラス内閣
イギリスの内閣
2022–
現職
グレートブリテン王国
(1707年 – 1801年)
HM Government of the United Kingdom's Royal Coat of Arms
グレートブリテン及び
アイルランド連合王国
(1801年 – 1922年)
グレートブリテン及び
北アイルランド連合王国
(1922年以降)
  • ボナー・ロー
  • ボールドウィンI
  • マクドナルドI
  • ボールドウィンII
  • マクドナルドII
  • 挙国一致
    • I
    • II
    • III
    • IV
  • チェンバレン戦時
  • チャーチル戦時
  • チャーチル暫定
  • アトリー
  • チャーチルIII
  • イーデン
  • マクミラン
  • ダグラス=ヒューム
  • ウィルソンI
  • ヒース
  • ウィルソンII
  • キャラハン
  • サッチャー
    • I
    • II
    • III
  • メージャー
    • I
    • II
  • ブレア
    • I
    • II
    • III
    • III改
  • ブラウン
    • 改1
    • 改2
    • 改3
  • キャメロン
  • メイ
  • ジョンソン
    • I
    • II
    • II改1
    • II改2
  • トラス
  • スナク
    • 改造
現在の内閣