R-33 (ミサイル)
MiG-31に装備されたR-33。1999年ジューコフスキーで撮影。 | |
種類 | 長距離空対空ミサイル |
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製造国 | ソビエト連邦→ ロシア |
設計 | ヴィーンペル科学製造連合 |
製造 | 戦術ミサイル製造会社(ru) |
性能諸元 | |
ミサイル直径 | 380mm |
ミサイル全長 | 4.15m[1] |
ミサイル全幅 | 1.1m(R-33E)[2] |
ミサイル重量 | 490kg |
弾頭 | HE破片効果(47 kg)[1] |
射程 | 120km(R-33E)[2] |
推進方式 | 固体燃料ロケット |
誘導方式 | 慣性誘導+セミアクティブ・レーダー・ホーミング(SARH)[1] |
飛翔速度 | マッハ 4.5[1] |
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R-33(ロシア語: Р-33)は、R-40の後継としてソビエト連邦のNPO ヴィーンペルで開発された長距離空対空ミサイルである。NATOコードネームは、AA-9エイモス(Amos)。MiG-31の主兵装として開発され、SR-71やB-1、B-52などの大型目標を攻撃することを目的としていた。
R-33はアメリカ海軍が運用したAIM-54 フェニックスと同様に慣性誘導とセミアクティブ・レーダー・ホーミング誘導を使うミサイルであるが、アクティブ・レーダー・ホーミングには対応していないという点が異なる。R-33はザスロンパッシブフェーズドアレイレーダーと連帯することにより、4目標に誘導可能であった[3]。
型式
- R-33
- 標準型。4Gまでの機動が可能。
- R-33E
- 輸出型。
- R-33S
- MiG-31B向けに開発された改良型。ロケットモーターを改良し射程を延長したほか、前方に4枚の動翼が追加され、8Gでの機動が可能となった。信号処理装置もデジタル化され、ECCM能力も向上している[4]。主に、MiG-31B、MiG-31BMにて運用される。
- R-37
- R-33をベースに開発された大幅な改良型。
脚注
参考文献
- Gordon, Yefim (2004). Soviet/Russian Aircraft Weapons Since World War Two. Hinckley, England: Midland Publishing. ISBN 1-85780-188-1
- К-33 / Р-33 - AA-9 AMOS
外部リンク
ウィキメディア・コモンズには、R-33 (ミサイル)に関連するカテゴリがあります。
- ヴィーンペル公式
- KTRV公式
- AA-9 AMOS GlobalSecurity.org page
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