咬筋筋膜

咬筋筋膜
Muscles of the head, face, and neck. (Masseter visible to left of ear.)
ラテン語 f. masseterica
英語 Masseteric fascia
グレイの解剖学 書籍中の説明(英語)
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咬筋筋膜(こうきんきんまく)は深頸筋膜から続く頭頸部の強い筋膜である。咬筋をしっかりと覆い、強くつながっている。頬骨弓下縁につながっており、耳下腺を取り巻いている。耳下腺と咬筋の両方を取り巻く筋膜であることから、耳下腺咬筋筋膜と呼ぶ事もある[1]。側頭筋膜及び深頸筋膜浅層と連続している[1]笑筋の起始の一つである[2]

脚注

  1. ^ a b 市村恵一、田中利善、北原伸郎「咬筋に対する外科的アプローチ ―文献的考察―」『耳鼻咽喉科臨床』第82巻第9号、耳鼻咽喉科臨床学会、1989年、1209-1219頁、doi:10.5631/jibirin.82.1209、ISSN 0032-6313、NAID 130001811351、JOI:JST.Journalarchive/jibirin1925/82.1209。 
  2. ^ 竹原祥子、下山和弘「口唇と頬の構造と機能訓練 I.口唇と頬に関する基礎知識」『老年歯科医学』第21巻第4号、日本老年歯科医学会東京都豊島区、2007年3月31日、403-406頁、doi:10.11259/jsg1987.21.403、ISSN 0914-3866、NAID 10020174814、JOI:JST.Journalarchive/jsg1987/21.403。 

関連項目

  • 筋筋膜痛症候群

この記事にはパブリックドメインであるグレイ解剖学第20版(1918年)385ページ本文が含まれています。

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  • 咬筋筋膜
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筋膜:
  • 帽状腱膜
軟口蓋および口峡の筋肉
(舌咽神経迷走神経副神経)
(口蓋帆張筋のみ下顎神経)
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  • Terminologia Anatomica