グラディアトラス

グラディアトラス
欧字表記 Gladiatorus[1][2]
品種 サラブレッド[1][2]
性別 [1][2]
毛色 鹿毛[1][2]
生誕 2005年3月28日[1][2]
Silic[1][2]
Gmaasha[1][2]
母の父 Kris[1][2]
生国 アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国ケンタッキー州[3][2]
生産者 A.アグリコラ・ル・フェリエール・ディ・R.ジャンパオロ[1]
馬主 スクーデリア・ラッツァ・デルオルモ社
ゴドルフィン
→マンソール・ビン・モハメド・アル・マクトゥーム
→ゴドルフィン
[1]
調教師 リッカルド・メニケッティ(イタリア)
→マリア・チッタ・サルヴィオーニ(イタリア)
サイード・ビン・スルール (UAE)
→ムバラク・ビン・シャフヤ (UAE)
→サイード・ビン・スルール
[1]
競走成績
生涯成績 17戦10勝[1][2]
獲得賞金 2,562,891ポンド[1]
勝ち鞍
GI ドバイデューティーフリー 2009年
GI ヴィットーリオ・ディ・カープア賞 2009年
GII アルファヒディフォート 2009年
Listed パルテノペオクリテリウム 2007年
Listed ヴァレシノクリテリウム 2007年
Listed トスカーナ賞 2007年
Listed ルモン賞 2007年
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グラディアトラス(Gladiatorus)[2]とはアメリカ合衆国生産、イタリアUAE調教の競走馬種牡馬。主な勝ち鞍に2009年ドバイデューティーフリーヴィットーリオ・ディ・カープア賞アルファヒディフォート

日本語では、グラディアトゥーラスと表記される場合もある[4]

経歴

  • 特記事項なき場合、本節の出典はRacing Post[1]、EQIBASE[3]、JBISサーチ[5]

2007年6月7日、ナプレス競馬場での未勝利競走でデビューし、1着。続く重賞競走初出走のG3競走プリミパッシ賞での6着を挟み、条件ステークスとリステッド競走のパルテノペオクリテリウムとヴァレシノクリテリウムを勝って3連勝とする。1戦2着ののちトスカーナ賞とルモン賞の2つのリステッド競走を勝ってイタリアグランクリテリウムにランフランコ・デットーリ騎乗で臨んだが、1番人気シンティロに半馬身遅れた2着に終わる[6]。このあと長期休養に入り2008年はレースに出走することはなく、その間にゴドルフィントレードされ厩舎も2008年3月6日にサイード・ビン・スルール厩舎に移り、休養中のまま2009年1月20日からはムバラク・ビン・シャフヤ厩舎に属することとなって馬主もマンソール・ビン・モハメド・アル・マクトゥームに代わった。

4歳を迎え、転厩初戦かつ約1年3か月ぶりの実戦となった1月22日ナドアルシバ競馬場でのハンデキャップ競走ジャガー・XFトロフィーに出走し、転厩後初勝利を挙げた。続く2月19日アルファヒディフォートを勝って重賞競走初勝利を挙げ、3月28日ドバイデューティーフリーでは2着プレスヴィスに3馬身4分の1差をつけて勝利、3連勝でG1競走初勝利を挙げた[7][8]。レース後の4月からは再びゴドルフィンの所有馬となってサイード・ビン・スルール厩舎に再度転厩。6月アスコット競馬場でのクイーンアンステークスに1番人気で出走したが、パコボーイの6着[9]8月16日ジャック・ル・マロワ賞ゴルディコヴァの8着、9月6日ムーラン・ド・ロンシャン賞もアクラームの5着に終わったが、10月11日ヴィットーリオ・ディ・カープア賞は2着ウィンフォーシュアに4馬身2分の1差つけて勝利[4]。その後はアメリカに遠征し、11月7日ブリーダーズカップ・マイルに出走したがゴルディコヴァの9着に終わって、これが最後の競馬となった。

引退後はイタリアで種牡馬となり、2020年の時点では種付け料2000ユーロで供用されている。

競走成績

以下の内容は、Racing Post[1]、EQIBASE[3]、JBISサーチ[5]の情報および記載法に基づく。

出走日 競馬場 競走名 距離(馬場) 頭数 枠番
(Draw)
(PP)
馬番
(horse No.)
(Pgm)
着順 騎手 斤量(st./lb./kg換算) タイム 着差 勝ち馬/(2着)馬
2007.06.07 ナプレス 未勝利競走 芝7f(Gd) 6 1着 C. フィオッチ 8-10(122/55.5) 1:26.2 1馬身3/4 (Jay Force)
0000.06.16 サンシーロ プリミパッシ賞 G3 芝6f(GS) 11 10 5 6着 L. マニエッツィ 8-11(123/55.5) (7馬身1/2) Magritte
0000.07.01 ナプレス 条件S 芝77f110y(Gd) 7 1着 C. フィオッツィ 8-7(119/54) 1:29.0 3馬身 (Golden Virginy)
0000.07.15 ナプレス パルテノペオクリテリウム L 芝7f110y(Gd) 7 1着 C. フィオッチ 8-11(123/55.5) 1:29.1 短首 (Diocleziano)
0000.08.04 ヴァレーゼ ヴァレシノクリテリウム L 芝1m(Gd) 7 1着 L. マニエッツィ 9-2(128/58) 1馬身1/2 (Dematil)
0000.08.19 リヴォルノ ラブロニコクリテリウム L 芝7f110y(Gd) 9 2着 C. フィオッツィ 9-0(126/57) (2馬身) Yacht Woman
0000.09.09 フィレンツェ トスカーナ賞 L 芝7f110y(Gd) 6 1着 C. フィオッツィ 9-4(130/59) 1:34.0 1馬身 (Eldest)
0000.09.30 カパネッレ ルモン賞 L 芝1m(Hy) 7 1着 G. マルセリ 8-12(124/56) 1:38.90 3馬身1/2 (Cima on Fly)
0000.10.14 サンシーロ 伊グランクリテリウム G1 芝1m(Gd) 9 5 5 2着 L. デットーリ 8-12(124/56) (1/2馬身) Scintillo
2009.01.22 ナドアルシバ ジャガー・XFトロフィー 芝7f110y(Gd) 8 2 3 1着 A. アジュデビ 8-8(120/54.5) 1:29.35 2馬身1/2 (Calming Influence)
0000.02.19 ナドアルシバ アルファヒディフォート G2 芝1m(Gd) 7 6 6 1着 R. フレンチ 9-0(126/57) 1:36.67 5馬身3/4 (Hunting Tower)
0000.03.28 ナドアルシバ ドバイデューティーフリー G1 芝1m194y(Gd) 16 2 2 1着 A. アジュデビ 9-0(126/57) 1:46.92 3馬身1/4 Presivis
0000.06.16 アスコット クイーンアンS G1 芝1m(GF) 9 1 6 6着 A. アジュデビ 9-0(126/57) (19馬身1/2) Paco Boy
0000.08.16 ドーヴィル ジャック・ル・マロワ賞 G1 芝1m(Gd) 9 5 3 8着 L. デットーリ 9-3(129/58.5) (20馬身1/2) Goldikova
0000.09.09 ロンシャン ムーラン・ド・ロンシャン賞 G1 芝1m(GS) 9 9 5 5着 A. アジュデビ 9-2(128/58) (4馬身1/2) Aqlaam
0000.10.11 サンシーロ ヴィットーリオ・ディ・カープア賞 G1 芝1m(Sft) 11 11 4 1着 A. アジュデビ 9-0(126/57) 1:38.00 (4馬身1/2) Win for Sure
0000.11.07 サンタアニタ ブリーダーズカップ・マイル G1 芝1m(Fm) 11 9 9 9着 A. アジュデビ 9-0(126/57) (9馬身3/4) Goldikova
  • 馬場状態: Fm=Firm, GF=Good to Firm, Gd=Good, GS=Good to Soft, Sft=Soft, Hy=Heavy

血統表

グラディアトラス血統 (血統表の出典)[§ 1]
父系 ブラッシンググルーム系
[§ 2]

Silic
1995 鹿毛
父の父
Sillery
1988 鹿毛
Blushing Groom Red God
Runaway Bride
Silvermine *ベリファ
Sevres
父の母
Balletomane
1988 栗毛
Sadler's Wells Northern Dancer
Fairy Bridge
Franconia *ラインゴールド
Miss Glasso

Gmaasha
1989 栗毛
Kris
1976 栗毛
Sharpen Up *エタン
Rocchetta
Doubly Sure Reliance
Soft Angels
母の母
Al Bahathri
1982 栗毛
Blushing Groom Red God
Runaway Bride
Chain Store Nodouble
General Store
母系(F-No.) (FN:9-e) [§ 3]
5代内の近親交配 Blushing Groom 3 × 3 = 25.00% [§ 4]
出典
  1. ^ [10]
  2. ^ [11]
  3. ^ [11]
  4. ^ [10][11]

脚注

  1. ^ a b c d e f g h i j k l m n o “Gladiatorus(USA) form”. Racing Post. 2020年6月11日閲覧。
  2. ^ a b c d e f g h i j k “Gladiatorus(USA)”. JBISサーチ. 公益社団法人日本軽種馬協会. 2020年6月11日閲覧。
  3. ^ a b c “Gladiatorus (KY)”. EQUIBASE Horse Profile. Equibase Company LLC.. 2020年6月11日閲覧。
  4. ^ a b “ドバイDF勝ち馬グラディアトゥーラスがV/伊G1”. netkeiba. Net Dreamers Co., Ltd. (2009年10月12日). 2020年6月12日閲覧。
  5. ^ a b “Gladiatorus(USA) 競走成績”. JBISサーチ. 公益社団法人日本軽種馬協会. 2020年6月12日閲覧。
  6. ^ “伊グランクリテリウム、シンティロが制す”. netkeiba. Net Dreamers Co., Ltd. (2007年10月15日). 2020年6月12日閲覧。
  7. ^ “Gladiatorus Dominates Dubai Duty Free”. BloodHorse.com. Blood-Horse LLC. (2009年3月28日). 2020年6月11日閲覧。
  8. ^ “ドバイデューティフリー、ウオッカは7着”. netkeiba. Net Dreamers Co., Ltd. (2009年3月28日). 2020年6月12日閲覧。
  9. ^ “クイーンアンS、パコボーイがG1・2勝目”. netkeiba. Net Dreamers Co., Ltd. (2009年6月17日). 2020年6月12日閲覧。
  10. ^ a b “Gladiatorus(USA) 血統情報:5代血統表”. JBISサーチ. 公益社団法人日本軽種馬協会. 2020年6月11日閲覧。
  11. ^ a b c d “Gladiatorusの5代血統表”. netkeiba. Net Dreamers Co., Ltd.. 2020年6月11日閲覧。

外部リンク

  • 競走馬成績と情報 netkeiba、JBISサーチ、Racing Post
ドバイデューティーフリー

国際G1昇格前:
01回(1996年) アメリカ合衆国の旗 キーオブラック
02回(1997年) アラブ首長国連邦の旗 タマヤズ
03回(1998年) アラブ首長国連邦の旗 アヌスミラビリス
04回(1999年) アラブ首長国連邦の旗 アルティブル
05回(2000年) アラブ首長国連邦の旗 リズムバンド
06回(2001年) フランスの旗 ジムアンドトニック

国際G1昇格後:
07回(2002年) フランスの旗 テールアテール
08回(2003年) 南アフリカ共和国の旗 イピトンベ
09回(2004年) ドイツの旗 パオリニ、
09回(2004年) 南アフリカ共和国の旗 ライトアプローチ(同着)
第10回(2005年) オーストラリアの旗 エルヴストローム
第11回(2006年) イギリスの旗 デビッドジュニア
第12回(2007年) 日本の旗 アドマイヤムーン


第13回(2008年) 南アフリカ共和国の旗 ジェイペグ
第14回(2009年) アラブ首長国連邦の旗 グラディアトラス
第15回(2010年) イギリスの旗 アルシェマーリ
第16回(2011年) イギリスの旗 プレスヴィス
第17回(2012年) イギリスの旗 シティスケープ
第18回(2013年) アラブ首長国連邦の旗 サッジャー
第19回(2014年) 日本の旗 ジャスタウェイ

ドバイターフ

第20回(2015年) フランスの旗 ソロウ
第21回(2016年) 日本の旗 リアルスティール
第22回(2017年) 日本の旗 ヴィブロス

第23回(2018年) アラブ首長国連邦の旗 ベンバトル
第24回(2019年) 日本の旗 アーモンドアイ
第25回(2020年) 開催中止

第25回(2021年) イギリスの旗 ロードノース
第26回(2022年) イギリスの旗 ロードノース
第26回(2022年) 日本の旗 パンサラッサ(同着)
第27回(2023年) イギリスの旗 ロードノース
第28回(2024年) フランスの旗 ファクトゥールシュヴァル