アンドリュー・キャッシュナー

アンドリュー・キャッシュナー
Andrew Cashner
ボルチモア・オリオールズ時代
(2018年5月9日)
基本情報
国籍 アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国
出身地 テキサス州モンゴメリー郡コンロー
生年月日 (1986-09-11) 1986年9月11日(37歳)
身長
体重
6' 6" =約198.1 cm
200 lb =約90.7 kg
選手情報
投球・打席 右投右打
ポジション 投手
プロ入り 2008年 MLBドラフト1巡目
初出場 2010年5月31日
経歴(括弧内はプロチーム在籍年度)
この表について
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プロジェクト:野球選手  ■テンプレート

アンドリュー・バートン・キャッシュナーAndrew Burton Cashner, 1986年11月9日 - )は、アメリカ合衆国テキサス州モンゴメリー郡コンロー出身の元プロ野球選手投手)。右投右打。愛称はキャッシュ[1]

経歴

プロ入り前

2005年MLBドラフト20巡目(全体617位)でアトランタ・ブレーブスから指名されたが、契約せずにアンジェリーナ大学(英語版)に進学した。

2006年MLBドラフト18巡目(全体528位)でコロラド・ロッキーズから指名されたが、契約しなかった。

2007年MLBドラフト29巡目(全体877位)でシカゴ・カブスから指名されたが、契約せずにテキサスクリスチャン大学に編入した。

プロ入りとカブス時代

シカゴ・カブス時代
(2010年8月10日)

2008年MLBドラフト1巡目(全体19位)で再びカブスから指名され、プロ入り。

2010年5月31日のピッツバーグ・パイレーツ戦で6番手として登板し、メジャーデビューを果たした。この年は全てリリーフで53試合に登板した。

2011年は開幕ローテーション入りしたが、最初の登板でローテーター・カフを痛めて離脱し[2]、9月にリリーフとして復帰した。

パドレス時代

サンディエゴ・パドレス時代
(2013年5月14日)

2012年1月6日にアンソニー・リゾ、ザック・ケイツとのトレードで、羅炅珉(ナ・キュンミン)と共にサンディエゴ・パドレスへ移籍した[3]。この年は33試合(先発5試合)に登板して3勝4敗、防御率4.27、52奪三振の成績を残した。オフ、ハンティング中の事故により、右手親指を怪我してしまった[4]

2013年は、前年オフの怪我により調整が遅れたが[5]、4月末には先発ローテーションに入った。7月23日アリゾナ・ダイヤモンドバックス戦ではジョシュ・コルメンターからメジャー初本塁打を放った。本職のピッチングでも、9月16日のパイレーツ戦では、7回にホセ・タバタに打たれた右安打の1本のみに封じ、自身初となる無四球1安打完封勝利を挙げた。また、この試合では同回はランナーをアンドリュー・マカッチェンのダブルプレーでアウトとしたため、打者27人で終了させる準完全試合を達成となった。

2014年2月8日にパドレスと240万ドルの1年契約に合意した[6]。3月30日に行われたロサンゼルス・ドジャースとの開幕戦に先発として登板。6回を投げ、4安打1失点に抑えたが、勝敗はつかなかった[7]

2015年1月16日に球団と年俸調停を回避し1年契約405万ドルで契約を結んだ[8]

マーリンズ時代

2016年7月29日にジャレッド・コザートカーター・キャップス、ルイス・カスティーヨ、ジョシュ・ネイラーとのトレードで、コリン・レイ、タイロン・ゲレーロと共にマイアミ・マーリンズへ移籍した[9]。オフの11月3日にFAとなった[10]

レンジャーズ時代

テキサス・レンジャーズ時代
(2017年7月17日)

2016年11月21日にテキサス・レンジャーズと1年1000万ドルで契約を結んだ[11]

2017年は28試合先発で11勝11敗、防御率3.40と自己最多の勝ち星を記録した。一方でxFIPは自己ワーストの5.30を記録した。オフの11月2日にフリーエージェント(FA)となった[12]

オリオールズ時代

2018年2月15日にボルチモア・オリオールズと2年1600万ドル(2020年は1000万ドルのベスティングオプション)で契約を結んだ[13]

レッドソックス時代

2019年7月13日にノルバース・ロメロ、エリオ・プラドとのトレードで、ボストン・レッドソックスへ移籍した[14]。背番号は48。7月16日のトロント・ブルージェイズ戦で移籍後初登板を果たした。オフの10月31日にFAとなった[15]

投球スタイル

平均球速151km/hのフォーシームを主体に、ほぼ同じ球速のツーシームの速球2種類で投球全体の約60%を占める。 最速は102.7mph(165.3km)。変化球は、平均126km/hのカーブ、平均137km/hのスライダー、平均138km/hのチェンジアップを持ち球とする。もともとはフォーシーム、スライダー、チェンジアップの3球種しかなかったが、2013年からツーシームとカーブを投げるようになり、投球の幅を広げた[16]

詳細情報

年度別投手成績





















































W
H
I
P
2010 CHC 53 0 0 0 0 2 6 0 16 .250 248 54.1 55 8 30 5 4 50 4 1 31 29 4.80 1.56
2011 7 1 0 0 0 0 0 0 1 ---- 39 10.2 3 1 4 0 0 8 0 0 2 2 1.69 0.66
2012 SD 33 5 0 0 0 3 4 0 6 .429 196 46.1 42 5 19 1 1 52 2 0 23 22 4.27 1.32
2013 31 26 1 1 1 10 9 0 1 .526 707 175.0 151 12 47 3 4 128 5 0 68 60 3.09 1.13
2014 19 19 2 2 0 5 7 0 0 .417 506 123.1 110 7 29 3 1 93 2 0 42 35 2.55 1.13
2015 31 31 0 0 0 6 16 0 0 .273 804 184.2 200 19 66 2 6 165 3 0 111 89 4.34 1.44
2016 16 16 0 0 0 4 7 0 0 .364 347 79.1 80 13 30 0 6 67 1 0 47 42 4.76 1.39
MIA 12 11 0 0 0 1 4 0 0 .200 241 52.2 62 6 30 3 1 45 2 0 36 35 5.98 1.75
'16計 28 27 0 0 0 5 11 0 0 .313 588 132.0 142 19 60 3 7 112 3 0 83 77 5.25 1.53
2017 TEX 28 28 0 0 0 11 11 0 0 .500 704 166.2 156 15 64 0 9 86 10 1 75 63 3.40 1.32
2018 BAL 28 28 0 0 0 4 15 0 0 .211 681 153.0 177 25 65 3 3 99 6 0 97 90 5.29 1.58
2019 17 17 0 0 0 9 3 0 0 .750 400 96.1 86 11 29 0 1 66 4 0 45 41 3.83 1.19
BOS 25 6 0 0 0 2 5 1 4 .286 236 53.2 58 8 29 0 3 42 4 0 39 37 6.20 1.62
'19計 42 23 0 0 0 11 8 1 4 .579 636 150.0 144 19 58 0 4 108 8 0 97 90 4.68 1.35
MLB:10年 300 188 3 3 1 57 87 1 28 .396 5109 1196.0 1180 130 442 20 39 901 43 2 616 545 4.10 1.36

年度別守備成績



投手(P) 左翼(LF)
























2010 CHC 53 3 13 0 2 1.000 -
2011 7 0 1 0 0 1.000 -
2012 SD 33 5 8 0 0 1.000 -
2013 31 10 37 1 4 .979 -
2014 19 4 19 1 1 .958 1 0 0 0 0 ----
2015 31 9 34 1 3 .977 -
2016 16 4 14 0 0 1.000 -
MIA 12 2 5 0 0 1.000 -
'16計 28 6 19 0 0 1.000 -
2017 TEX 28 5 20 0 1 1.000 -
2018 BAL 28 9 18 1 0 .964 -
2019 17 8 8 0 0 1.000 -
BOS 25 2 9 0 1 1.000 -
'19計 42 10 17 0 1 1.000 -
MLB 300 61 186 4 12 .984 1 0 0 0 0 ----

背番号

  • 48(2010年 - 2011年、2016年途中 - 同年終了、2019年途中 - 同年終了)
  • 34(2012年 - 2016年途中)
  • 54(2017年 - 2019年途中)

脚注

  1. ^ Explaining Rangers Players Weekend nicknames MLB.com (英語) (2017年8月24日) 2017年8月31日閲覧
  2. ^ Andrew Cashner out indefinitely after aggravating shoulder injury
  3. ^ Cashner key to Padres' deal with Cubs
  4. ^ Bill Center (2012年12月5日). “Cashner sidelined three months by hunting accident”. The San Diego Union Tribune. http://www.utsandiego.com/news/2012/dec/05/cashner-hurt-hunting-accident/ 2013年2月20日閲覧。 
  5. ^ Bill Center (2013年2月19日). “Darnell, Blanks would welcome added at-bats this spring”. The San Diego Union-Tribune. http://www.utsandiego.com/news/2013/feb/19/blanks-darnell-want-more-at-bats-this-spring/ 2013年2月20日閲覧。 
  6. ^ Corey Brock (2014年2月8日). “Cashner wins arbitration case, will make $2.4 million”. MLB.com. 2014年2月10日閲覧。
  7. ^ “Scores for Mar 30, 2014” (英語). ESPN (2014年3月30日). 2014年4月1日閲覧。
  8. ^ Corey Brock (2015年1月17日). “Padres avoid arbitration with seven players”. MLB.com. 2015年1月23日閲覧。
  9. ^ “マーリンズがA.キャッシュナーを獲得! パドレスと4対3の大型トレード”. iSM. Yahoo! JAPAN. (2016年7月30日). オリジナルの2016年8月4日時点におけるアーカイブ。. https://web.archive.org/web/20160804045917/http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160730-00000210-ism-base 2016年8月1日閲覧。 
  10. ^ MLB公式プロフィール参照。2016年11月22日閲覧。
  11. ^ T.R. Sullivan (2016年11月21日). “Cashner joins Rangers on 1-year deal” (英語). MLB.com. 2016年11月22日閲覧。
  12. ^ Key free agents for all 30 MLB teams MLB.com (英語) (2017年11月5日) 2017年12月30日閲覧
  13. ^ Brittany Ghiroli (2018年2月15日). “Orioles sign righty Cashner to 2-year deal” (英語). MLB.com. 2018年2月18日閲覧。
  14. ^ Ian Browne (2019年7月13日). “Red Sox acquire Cashner from O's for rotation” (英語). MLB.com. 2019年7月14日閲覧。
  15. ^ Thomas Harrigan, Manny Randhawa and Paul Casella (2019年11月8日). “Here are every team's free agents this winter” (English). MLB.com. 2019年12月2日閲覧。
  16. ^ “Andrew Cashner Pitch Data” (英語). The Baseball Cube. 2016年8月1日閲覧。

関連項目

外部リンク

ウィキメディア・コモンズには、アンドリュー・キャッシュナーに関連するメディアがあります。

  • 選手の通算成績と情報 MLB、ESPN、Baseball-Reference、Fangraphs、The Baseball Cube、Baseball-Reference (Register)
  • Andrew Cashner stats MiLB.com (英語)
 
業績
サンディエゴ・パドレス開幕投手
1960年代
  • 69 ディック・セルマ
1970年代
1980年代
1990年代
2000年代
2010年代
2020年代
ボルチモア・オリオールズ開幕投手
1900年代
  • 01 ピンク・ホーリー
  • 02 レッド・ドナヒュー
  • 03 レッド・ドナヒュー
  • 04 エド・シーバー
  • 05 ハリー・ハウウェル
  • 06 ハリー・ハウウェル
  • 07 ハリー・ハウウェル
  • 08 バーニー・ペルティ
  • 09 ジャック・パウエル
1910年代
  • 10 ビル・グレアム
  • 11 ジャック・パウエル
  • 12 ジョー・レイク
  • 13 カール・ウェイルマン
  • 14 カール・ウェイルマン
  • 15 カール・ウェイルマン
  • 16 ボブ・グルーム
  • 17 アール・ハミルトン
  • 18 グローバー・ロウダーミルク
  • 19 デイブ・ダベンポート
1920年代
1930年代
  • 30 サム・グレー
  • 31 レフティ・スチュワート
  • 32 レフティ・スチュワート
  • 33 バンプ・ハードリー
  • 34 ジョージ・ブラウホールダー
  • 35 ボボ・ニューサム
  • 36 アイビー・アンドリューズ
  • 37 オーラル・ヒルデブラント
  • 38 ボボ・ニューサム
  • 39 ボボ・ニューサム
1940年代
  • 40 スリック・コッフマン
  • 41 エルデン・オーカー
  • 42 ボブ・マンクリーフ
  • 43 アル・ホリングスワース
  • 44 ジャック・クレーマー
  • 45 シグ・ジャッキ
  • 46 ネルズ・ポッター
  • 47 デニー・ゲールハウス
  • 48 フレッド・サンフォード
  • 49 ネッド・ガーバー
1950年代
  • 50 ネッド・ガーバー
  • 51 ネッド・ガーバー
  • 52 ネッド・ガーバー
  • 53 バージル・トラックス
  • 54 ドン・ラーセン
  • 55 ルー・クレットロウ
  • 56 ビル・ワイト
  • 57 ハル・ブラウン
  • 58 コニー・ジョンソン
  • 59 ジャック・ハーシシュマン
1960年代
  • 60 ジェリー・ウォーカー
  • 61 ミルト・パパス
  • 62 ビリー・ホエフト
  • 63 スティーブ・バーバー
  • 64 ミルト・パパス
  • 65 スティーブ・バーバー
  • 66 スティーブ・バーバー
  • 67 デーブ・マクナリー
  • 68 トム・フォーバス
  • 69 デーブ・マクナリー
1970年代
1980年代
1990年代
2000年代
2010年代
2020年代
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